エアクラフト テクニカル Q&A

 
 

                          パワーシステムについて

                          ブラシレスモーターについて

                          ESC(コントローラー、アンプ)について

                          バッテリー、充電器について

                          飛行機キットについて

                          アラインヘリキットについて

 

 

 

パワーシステムについて

 

● エンジン飛行機を電動化したいのですが、どのパワーシステムが良いのでしょうか?

手持ちのエンジン機に、どのモーター、ESC、バッテリー、プロペラを搭載したらよいのかという質問です。もっとストレートに「何々エンジンと同等なモーターは何になるのか」という質問はよくあります。基本的にエンジンとモーターは、使用する回転領域とパワー領域の広さが異なるため、「このエンジンはこのモーターが同等」という定義はありません。
 

エンジン機を電動化したい場合の判断は、必要な推力を基本とします。例えば、2Kgのスケール機で、2Kg前後の推力を必要とした場合、手持ちの4セルリポを使用したいということであれば、リポ4セルで推力2Kgを出力できるモーターとペラの組み合わせを、テストデータ等を基に探せばよいということになります。

 

エンジンと異なり、モーターは、カンの径、長さ、コイルの巻数によって多くの種類が存在しますので、それぞれのモーターのテストデータが必要となります。エアクラフトでは可能な限りモーターデータは公表しております。公表されていないモーターについては、エアクラフトにお問い合わせください。機体の重量、用途から必要な推力を判断し、モーター、ペラ、バッテリーをエアクラフトのテストデータから選定することができます。

 

エンジン機を電動化する場合、必ずといっていいほど障壁となる問題があります。それはプロペラサイズです。エンジンで使用する回転領域は、概ね10000rpmから15000rpmが普通です。モーターの場合、中型モーター以上のアウターローターでは、6000rpmから9000rpm程度が通常です。従って、同じ推力を出力する際に、当然のことながら、プロペラサイズは、2インチから4インチ程度大きくなります。そこで問題となるのが、脚の長さの問題です。場合によっては、脚を長いものに交換するか、脚の取り付け部分にゲタを履かせる等の対策が必要となります。特にスケール機においてはペラサイズが限定されますので、電動化を断念せざる得ない場合もあります。

 

モーターの回転数をエンジンと同じにすれば、同サイズのプロペラが使用可能となりますが、大型のアウトランナー型ブラシレスの場合、10000rpm以上の回転領域では、カンに歪みが生じ、磁石が外れる等の問題が生じる可能性があります。

 

 30サイズのエンジンヘリを電動化したいのですが、飛行機用モーターで可能でしょうか?

エンジンヘリを電動化する場合、パワー的には3Kg以上の大型ヘリをコンバートするのは可能です。ただ、飛行機用モーターとエンジンの回転領域が異なるので、ギア比などの変更が必要となります。また、モーターシャフトに適応するピニオンを入手するのも容易ではありません。モーターマウントも入手が必要です。これらのことをクリアできれば電動かも可能です。

 

ギア比の関係において、飛行機用のモーターの使用回転域は6000〜9000rpmですが、ヘリ用エンジンはMAXが20000rpmとなり、全く回転領域が異なります。モーターを無理して、13000〜15000rpmまで使用することは可能ですが、それでも、ローター回転を2000rpm近くまで廻すには、ギアレシオを6:1〜7:1程度に設定する必要があります。エンジンの場合は、10:1程度ですから、モーターの場合、ピニオンの歯数は多くなります。

 

現在、T-REX600をはじめ、大型の電動専用ヘリが次々と商品化されています。あえてエンジンヘリを電動化しなくても、手頃な値段で入手しやすくなりました。電動専用機は軽量化が可能なため、バッテリーの重量増加分を機体の軽量化でカバーできるのも魅力です。

 

● 双発機を電動化する場合、ESCは1個で駆動できないでしょうか?

基本的に、ブラシレスモーターでは出来ません。ESCはモーターのマグネットの位置を検知しながら回転を制御していますので、位置の異なるモーターを2個同時に駆動することは出来ません。例外的に2個のモーターの磁石の位置が同一であれば回転する場合はありますが、いつまで回っているか、再度、起動するときに回るという保証はありません。ブラシモーターは電圧を掛けるだけで回るため、1個のESCで何個でもモーターを回すことができますが、ブラシレスは1個のモーターにつき1個のESCが必要です。

 

多発機の場合、各モーターの同調を取る必要がありますが、エンジンと違い個々のモーターの回転を個別に調整できないので、通常は同調が出来ません。しかし、高機能プロポでは多発機対応のマルチスロットル出力機能の付いたものがありますので、その場合はプロポで同調が可能です。

 

● グライダーで1.8m、1Kgのサーマル機に最適なモーターはありますか?

グライダーの800gから1300gの機体用に最適な モーターは、ハイペリオンのグライダーモーター G2220です。グライダーに搭載が容易なように先がテーパード形状となっています。九州のグライダーコンテストで優勝した実績があります。

 

● グライダーで2.0m、1.6KgのホットライナーにハイペリオンZ3025は搭載可能ですか?

Z3025は最大2Kgまでの推力が出ますので、垂直上昇も可能です。グライダーにアウターローター型のブラシレスモーターを搭載する場合、グライダーの狭いノーズにぎりぎり搭載可能な ときは、横から出ている端子3本が、回転するカンに当たらないようにクリアランスを確保する必要があります。どうしても、カンにあたる場合は、一端、ノーズ胴体から端子を外に引き出してカンにあたらないところで胴体に引き込む ことをすることで回避できます。

 

● 300gから500gのプッシャー駆動デルタ機に使用できるモーターはありますか?

ハイペリオンのP1913がアウターローター型の高KVモーターです。その中のP1913-06(3mmシャフト)が高速プッシャー機に適しています。エアクラフトで取り扱っているウィンドライダー製の Mini Bee(ミニビー 64cm EPP 無尾翼機)に搭載した場合、5.2×5.2のペラで驚くほどかっ飛びます。

 

● 本格的なパイロン機に使用できるモーターはありますか?

スコーピオンのモーターは、アウターローター型ですが、高KVのモーターですので、充分に本格的なパイロン機に使用可能です。SC-HK221-08(KV3595)に3SLipo(2200mAhから2500mAh)で、4.75X4.75のスピードペラで、時速200Km以上、シャーレ構造のものであれば、230Km以上(スピードガンで実測)は可能です。

 

● 300gから500gのダクト機に使用できるダクトユニットはありますか?

低コストで推力400g出力可能なダクトシステムは、GWS-EDF55ダクト、P1913-06M高KVモーター、ウェイポイント25A-ESCのセットです。エアクラフトでセットと販売しています。これに25C放電可能なLCL950mAhの3セルリポ の組み合わせで、機体さえ軽量に作れば、推力重量比100%のダクト機を作るのも不可能ではありません。GWSのダクトは高推力型のダクトなのでトップスピードはそこそこです。スピードを求めるのであれば、WEMOTEC MICRO Fan 50mmにハイペリオンY22SモーターのKV5000、6000の組み合わせがおすすめです。280g程度の推力 なのですが、機体の全備重量を350gくらいまでに仕上げれば、ハイスピードのダクト機となります。

 

● スコーピオンモーターをダクトに使用したいのですが、可能ですか。

アウターローター型のモーターの場合、リード線がフロントの横から出ているため 、そのまま容易には入りませんので、シュラウドの横に穴か切りかきを作り、リード線をそこから出すようにします。カンの径は28mmですので、通常60mmから70mmのダクトには適応すると思います。HK-2221-8(KV3595)の場合、パワー範囲がが500Wまで、電流は50A連続が限度となりますので、3セルリポで、50A以内に収まるようにしてください。高速型フィンのダクトでは、HK-2221-6の使用も可能だと思いますが、電流値と発熱に注意が必要です。

 

 

 

ブラシレスモーターについて

 

● ブラシレスモーターの回転方向は接続時に特定できないのですか?

ブラシレスモーターのリード端子の3線の結線規定がないため、メーカー毎、モーター毎にどのリード線がどのコイルから出ているか特定できません。そのために、回してみないと回転方向を確認することはできません。ただし、アラインのヘリキットに同梱されているアンプとモーターは、同色の線を接続すれば順方向に回るようになっているようです。

 

● 回り始めの時に回転がガクガクとスムーズに回りません・・・故障でしょうか?

ブラシレスモーターは、ESCが磁石の位置を検知しながら回転を制御して動作しています。本来のブラシレスモーターは、位置センサー(ホールセンサー)が付いており、位置データをESCに送ることでスムーズな回転を可能にしています。現在の模型用のブラシレスモーターは、厳密にはセンサーレスブラシレスモーターということになります。では、センサーがないのに、なぜ回転可能なのでしょうか?それは、ESCが回転途中でモーターへの電力供給を一瞬ストップし、モーターからの逆起電圧を受けて、その電位を利用し、それをセンサー代わりにして回転を制御しているからです。原理上、位置センサー付のモーターほどスムーズには制御できません。特に回り始めは一瞬、逆転する場合もありますが、故障ではありません。

 

しかし、スロットルを上げていくうちに、大きな異音がする、最悪、モーターが止まる場合には、ESCがタイミングずれ(脱調)を起こしている可能があります。この場合は、プロペラのサイズを落とす等、負荷を軽減してみてください。それにより解決する場合があります。

 

● このモーターは何セルまで使用可能ですか?

モーターサイズと通常使用されるペラ等の負荷に対し、適応できる電圧は限定されてきますが、基本的には、モーターに負荷できる電圧の上限はそれほど厳密なものではありません。

 

例えば、ヘリに使用するハイペリオンH3025モーターを4セルで使用した場合、MAX電流が60A程度となります。また、このモーターでピニオンを変更し、8セル仕様で最大電流30Aになるようにしてローター回転を同等にすると、消費電力は同じになります。当然、8セル仕様のリポ容量は4セル仕様の半分のものにします。これでバッテリー重量もほぼ同じになります。このとき、電力的には同等ですが、電圧が高いほうが効率は良くなり、パワーとパンチ力は若干上となります。H3025サイズのモーターを8セルで使用するというのはちょっと考えられないシステムのようですが、負荷と電流とをきちんと調整すれば、熱的にも問題なく使用は可能です。使用する電力が同じだからです。しかし、メーカーで通常使用する電圧よりも遥かに高い電圧ですので推奨はできません。これらのことはモーターの特性を知る事例としてご理解いただければと思います。

 

基本的に、モーターはコイルに異常な発熱をさせなければ、電圧を上げていくことは可能です。上記の実例のように、電圧を倍にし電流を半分にすることで電力的には同等ですから、コイルで消費する電力も同じです。また、コイルに多くの電流を流さないほうが熱的には有利だと考えられます。しかし、無闇に電圧を上げるのではなく、厳密な温度と電流の計算、計測は必要です。

 

● モーターのKVが高いほうがパワーは出るのでしょうか?

基本的にはこの考え方は正しくはありません。KVの高いモーターはコイルの巻数が少なく、多くの電流が流せます。しかし、同サイズのモーターであれば、電力的なパワーは同じですから、電圧は高くできません。一方で、同サイズのKVの低いモーターは、電流を多く流すことはできませんが、電圧はかけられます。電力的には同一なので、適切なプロペラを設定すれば、パワーは同じとなります。実際には小さなペラは推力効率が悪いので、KVの低いモーターを高電圧で大きなペラを組み合わせたほうが推力は上となります。KVの高いモーターの方がパワーがあると実感するのは同一電圧で比較しているからです。同一電圧であれば、KVが高いモーターのほうが高回転で、当然のことながら推力は大きくなりますが、電流はより多く消費します。

 

● インナーローターとアウターローター、どちらがパワーがありますか?

インナーローターとアウターローター モーターは、もともと構造、性質の異なるモーターです。ゆえに、どちらがパワーがあるかという判断は出来ません。

 

インナーローターはシャフトに円筒形の磁石が付いており、コイルが磁石の外周に位置します。アウターローターは モーターの外缶に磁石がついており、コイルは磁石の内周に位置します。当然、回転するのは磁石ですから、回転径が異なり、アウターローターのほうがトルクはありますが、回転が高くなりません。また、回転が高くならない別の要因として磁石 の数が挙げられます。インナーローターは 磁石数が少なく、2極モーターが主流ですが、アウターローターは、多極モーターが主流のため、1回転するのに多くのスイッチングを必要とします。よって、インナーローターは高回転、低トルク、アウターローターは低回転、高トルクといえます。

 

しかし、最近はアウターローターでも磁石数の少ない高回転型の モーターが商品化されていますので、KVが同程度であれば、高トルクなアウターローターのほうが有利だと言えます。また、熱的にも、密閉度の高いインナーローターより、通風の良いアウターローターが有利です。ヘリの場合は、クーリングファン付アウターローター モーターが主流になっています。

 

● モーターの回転数に限界はあるのですか?

限界はあります。モーターの物理的な限界もありますが、ESCの制御の限界に規定されます。ブラシレスモーターは1回転の間に磁石の数だけESCがスイッチング制御して回転させます。このスイッチング周波数(電気的rpm)に限界があるため、磁石数の多い多極モーターほど上限の回転数は低くなります。例えば、ESCのスイッチング周波数が200000の場合、2極モーターでの最大回転数は100000rpmですが、ハイペリオンのZモーターは14マグネットなので、最大回転数は14200rpm程度になります。

 

その他モーターの構造的な問題として、アウターローター型のモーターの場合、磁石の付いたカンが回転することにより高回転時にカンが歪む場合があります。磁石が外ずれたり、ブレが大きくなる可能性がありますので、大型モーターほど物理的な回転の限度は低くなると言えます。

 

● ハイペリオンのZシリーズ モーターのシャフト交換の方法を教えてください。

ハイペリオンのZ22Z30Z40シリーズのモーターには交換シャフトが商品としてあります。しかし、カンのシャフト止めのイモネジを外しても、そのままでは抜けません。圧入されているからです。ボール盤で交換シャフトを利用して押し込むように抜くと、磁石、カンとも痛めずに交換が可能です。ボール盤がない場合は、万力の隙間か、板に穴を開けてシャフトを通し、磁石に衝撃を与えないよう留意しながら交換シャフトを利用して叩きだす方法があります。いずれにせよ、カンを歪ませないように注意してください。また、磁石は衝撃で磁力を失いますので、決して強く叩かないようにしてください。

 

● モーターが熱くなりますが、どうしたらよいのですか?

モーターに掛けている負荷が適切かどうかを判断するのは、モーターの発熱です。モーターはパワー効率の良い電流域を外れると、電流が熱として消費されます。赤外線温度計で、50℃から70℃を超えると効率が悪くなっていると考えてください。また、熱はコイルから発生しているので、エナメル皮膜が焼けてくると、コイルの銅線同士がショートし、コイル全体が焼けてしまいます。
 

モーターの温度に留意することは重要です。初フライトでは必ず、またできればフライト毎にモーター温度を計測してください。夏と冬では20℃から30℃気温が異なりますから、 冬場は何もなかったのに、夏になってモーターを焼いたということもあり得ますので注意してください。
 

モーターが熱い場合、まずは負荷を軽減することが必要です。冷却することでモーター温度が下がれば問題はありません。モーターには冷却が重要です。飛行機の場合、空気がモーターを抜けていく流れを作ることが 必須です。ヒートシンク、クーリングファンが取り付け可能であれば、それらを活用することで、モーターのパワー、寿命を高めることができます。
 

手で触ってある程度のモーターの温度 を確認することも可能ですが、赤外線温度計(ホームセンターなどで1,000円程度で購入できます)で計測することをおすすめします。赤外線温度計を使えば、直接コイルの温度を計測することもできます。

 

● ブラシレスモーターは半永久的に使用できると聞きましたが本当ですか?

構造原理的には、接触箇所がないので、劣化するところがないように見られますが、唯一、ベアリングは劣化しますので、永久的に使用できるわけではありません。しかし、ベアリングの交換は不可能ではないので、同サイズのベアリングを入手できれば交換は可能です。エアクラフトではベアリングの交換も含め、修理は行っておりませんので、ご了承ください。

 

● ハイペリオンのY22モーターのシャフトが抜けましたが修理できますか?

インナーローター型のモーターの場合、円筒型の磁石にシャフトを通して接着し固定されていますので、シャフトは比較的に抜けやすい構造です。ピニオンギアを装着する場合などは、叩くと接着が外れてシャフトが抜ける可能性があります。墜落時の衝撃でも同様です。いったん抜けたシャフトの再接着は難しいと思います。アウターローターと違い、交換シャフト(磁石付)の別売もありません。シャフトが折れた場合も同様、修理は不可能となります。

 

● 新しいZSモーターは、従来のZモーターとどこが異なりますか?

新型のハイペリオンモーターは、ステーター、カン、磁石、コイルとも強化されています。 ステーター、カンは剛性を強化しました。コイル、磁石は耐熱が200℃までアップされていますが、逆にクオリティも向上しているため、効率も向上し、Zモーターと換装した場合、発熱は下がると思います。

ターン数は、サイズによってZモーターと異なるものもありますが、従来のKVの範囲を踏襲しております。ZS22は従来と同じ形状仕様ですが、ZS30は、フロントのテーパー形状はなくしております。ZS22、ZS30ともフロント、バックともマウントは可能ですが、ZS40はバックマウント専用となっております。これは、モーターサイズが大きくなるほど、フロントマウントでの振動対策が困難なため、割り切った選択となっています。

 

  

 

ESC(コントロー ラー、アンプ)について

 
● 設定変更ができないとESCは使えない のでしょうか?

ESCによって異なりますが、通常の使用では変更なしに使用できるようになっています。ハイペリオンのタイタンESCは、セル数を変える際に設定変更の必要がありますが、フェニックスESC、ウェイポイントESCはセル数を自動認識しますので変更の必要がありません。グライダー使用時のブレーキの設定は全てのESCで変更の必要があります。エアクラフトで取り扱っている主なメーカーのESCの設定変更方法は次のとおりです。
 

 ハイペリオンタイタンESCEメーター、PCリンク、プロポのスティック

 フェニックスESCPCリンク、プロポのスティック

 ウェイポイントESC:プログラミングカードのみ

 *それぞれのPCリンクケーブル、プログラミングカードは別売です。
 

タイタンESCEメーター、PCリンクを利用するとカットオフ電圧も変更できます。フェニックスESCはヘリ使用に特化したESCのため設定項目が詳細です。プロポのスティックでは全ての項目を網羅してないので、ヘリ使用時は特にPCリンクが必須です。

 

● タイタンESCをリポ2セルで使用する際にスロットルをあげるとすぐとまりますが不良でしょうか?

ハイペリオンのBEC付タイタンESCは、初期設定で使用セル数が3セルとなっています。2セルを使用するときは、セル数の設定変更が必要となります。3セル設定では、カットオフ電圧が8.4Vとになっており、2セルでは回り始めたとたんにカットしていまいます。

 

● 1セルあたりのカットオフ電圧は高いほうがフライト時間は短くなりますか?

一般的にフライト時間は短くなると言えますが、現在の高放電能力のリポはカット電圧付近まで電圧が下がると急速に電圧が下降します。言い換えると、カット電圧付近では残容量がほとんどなくなっています。2.7Vでも3.0Vでもフライト時間はほとんど変わりませんが、より安全のために高めに設定することを推奨します。

 

● ESCの電流容量は大きいほうがよいのでしょうか?

容量に余裕があるほうがいいのですが、容量が大きいとESCも重くなり、全備重量も増えることになります。パワーシステムの最大電流値がESCの容量値を超えないように選定すれば問題はありません。しかし、ヘリの場合、ホバリング時と最大負荷時の電流値には最大4倍程度の変動があります。T-REX600では、ホバリング時40A前後、最大負荷時で100Aを超えます。このときに100A以上の容量のESCが必要かといえばそうではありません。ヘリの最大電流値はパルス的なピークなので、85AESCでも使用可能です。

 

● ESCBECはリポ4セルでは使用できないのでしょうか?

3セル以上ではESCのBECは基本的に使用できません。ESCに付属のBECは電源電圧から、3端子レギュレーターICで5Vに減圧して供給しています。電源電圧から5Vを引いた電圧分の電力が3端子レギュレーターIC内で熱となって消費されますので、ほとんどのESCは3セル以上での使用は不可となります。ただし、 タイタンESCのような最新のスイッチングレギュレーター付ESCの場合は、電源電圧との電圧差は問題になりませんので、3セル以上でも問題なく使用できます。

 

● BEC付のESCBECを使用しなければ3セル以上でも使用可能ですか?

ESCの受信機接続線のプラス端子を切断し、別電源で受信機に電圧を供給すれば、ESCの機能としてはOPTO仕様のESCと同等のセル数まで使用可能です。タイタンESCの場合は、リポ保護のためにカットオフ電圧が3セルまでしか設定できませんので、3セル以上のセル数でも3セルカットとなります。この状態でカット電圧まで電圧が低下するとリポにダメージを与えますので注意が必要です。

 

● TITAN-V3のESCがEメーターで認識できません、なぜですか?

TITANのV3バージョンのESCは、Eメーターのファームウェアのバージョンが1.22でなければ、設定変更は出来ません。Eメーターのバージョンアップは、PCとリンクすることで可能ですが、USBリンクケーブルのHP-TI-PRGUSBでは、EメーターとPCのリンクは可能ですが、Eメーターのファームウェアを書き換えることは出来ません。書き換えるには、シリアルケーブルのPC-LINKケーブルが必要となります。ただ、2007年9月時点で、シリアルケーブルの在庫がございませんので、エアクラフトでは、 有料(代引き料込み1,000円)ですが、バージョンアップを行っています 。ご希望の方はご連絡ください。

 

● TITAN-V31のESCがV1.22のEメーターで認識できません、なぜですか?

TITANのV3.1バージョンのESCは、Eメーターのファームウェアが最新バージョンの1.22でも、設定変更は出来ません。V3.1に対応したEメーターのファームウェアが、 まだ、供給されていませんので、PCでの設定変更が必要となります。開発が進められている新型のEメーター では、対応されていると思いますが、現行のEメーターでの対応ファームウェアが供給されるかどうかは、現時点では、わかりません。PCでV3.1のESCを設定変更する場合は、PCソフトのバージョンは、V1.3.1となりますので、最新のソフトウェアをダウンロードしてください。

 

● フェニックスESCPCリンクができないのですが?

フェニックスのESCPCUSBリンクで設定が可能です。タイタンESCはシリアルケーブルでPCとリンクできます。別売のシリアル-USB変換アダプターでUSBリンクも可能です。両者とも、メーカーのウェブサイトより、リンクソフトをダウンロードするとPCで使用可能となりますが、ESCと接続してもPCリンクができない場合、いくつかの原因が考えられます。

ハイペリオンタイタンESCは、シリアル接続なので、接続できない事例はあまりないのですが、フェニックスESCは、ファームウェア、リンクソフトが最新版に更新されると、WindowsOSの更新状況でリンクできない場合があります。その場合は、マイクロソフトのサイトからドライバー関係を最新版に更新してください。

フェニックスで特定のESCだけが認識できない場合は、リンクソフトを最新のものに更新すると認識できる場合があります。それでも認識不可の場合は、ESCの回路不良の可能性もありますので購入先にお問い合わせください。

 

● 飛行機用のESCをカー用に転用できますか?

飛行機、ヘリ用のESCとカー用のESCは、スロットルの動作位置が異なります。カー用のトリガーのニュートラルは、飛行機用のスロットルの50%位置となり、0%から50%以下がブレーキ範囲、50%以上から100%がアクセル範囲となります。カー用のプロポで、飛行機用のESCを動作させると、ニュートラル位置では、ESCが始動しません。フルブレーキの位置にすると始動音が鳴ります。そこからニュートラルに戻すと走り出してしまいます。以上のことから転用は無理ですが、飛行機用のプロポをカー用に使用すれば可能にはなります。

 

● ESCの設定にあるスイッチング周波数の機能がわかりません

ESCはスロットルの強弱コントロールを電圧の高低に変換していますが、これをスイッチング方式で制御しています。つまり、バッテリーの直流電圧をオン-オフすることを繰り返すことで、0%から100%の駆動電圧に変換しているのです。電圧を高くするときはオンの時間を長く、低くするときは短く、0Vはオフだけ、フル電圧はオンだけにすることで、駆動電圧をコントロールします。そのオン-オフの繰り返しの数がスイッチング周波数です。通常はモーターに指定がない限り、低い周波数で差し支えありません。

 

● フルスロットル付近でモーターから異音がして止まってしまいます。なぜでしょうか?

ブラシレスモーターは、ESCが磁石の位置を検知しながら回転を制御して動作しています。本来のブラシレスモーターは、位置センサー(ホールセンサー)が付いており、位置データをESCに送ることでスムーズな回転を可能にしています。現在の模型用のブラシレスモーターは、厳密にはセンサーレスブラシレス モーターということになります。

 

では、センサーがないのに、なぜ回転可能なのでしょうか?それは、ESCが回転途中でモーターへの電力供給を一瞬ストップし、モーターからの逆起電圧を受けて、その電位を利用し、それをセンサー代わりにして回転を制御しているからです。 そのため、大型モーターの場合などは、逆起電力が大きく、ESCが信号を受ける際に誤動作が発生し、タイミングが取れなくなるため、タイミングずれ(脱調)を起こし、最悪、モーターが止まることがあります。この場合は、プロペラのサイズを落とす等、負荷を軽減することにより解決する場合があります。

 

● ESCの設定にあるタイミングモードとはどんな機能ですか?

磁石がコイルを通過するとき、近づく時は引き合う極性に、離れるときは反発する極性にコイルの極性を切り替えていますが、その切り替えのタイミングを調整する機能です。ブラシモーターは機械的に調整できる機能がありますが、ブラシレスモーターでは、ESCがコントロールするため設定モードを設けています。通常はモーターに指定がない限り、オート設定で差し支えありません。

 
● TITAN-ESCのPCリンクソフトウェアに追加されたACCELERATION DELAYとはどんな機能ですか?

TITAN-ESCのV3.1より新たに「ACCELERATION DELAY」という設定項目が追加されました。この機能は、ESCがモーターを制御する上で、モーターのコイルとマグネットの位置データをモーターから得るために、一瞬、モーターへの電力の供給をストップし、モーターからの逆起電圧を受けて、各リード線の電位を利用しています。このモーターからのフィードバックがモーターが大きくなるに従って、タイミングに遅延を掛ける必要があるために、新設されてた機能です。

ヘリでは設定値を3〜5、飛行機では設定値を5から7に、実際に廻してみて、適切な値に設定する必要があります。この設定値が、適切でない場合は、スロットルを上げていくと回転不良を生じ、モーターが止まってしまう場合もあります。

 

● Eメーターのファームウェアの更新はUSBリンクでは できないのですか

USBリンクに付属するEメーター接続用の端子を利用してEメーターの更新はできません。しかしながら、「ESC用の端子を間違って使用したら できた」とのお客様からのご指摘があり、エアクラフトにてテストしたところ、変則的な方法ですが更新可能であることが判りました。その方法は、

 

@Eメーターの電源をOFFにしておく。(絶対に、端子を抜くまではオンにしないでください)

AESCとの接続用の4ピン端子を利用してEメーターと接続する。

Bダウンロードした最新のEメーターファームウェア(V1.23)用の更新ソフトを開く。

CEメーターの電源をオンにするように指示が出るが、そのままにしておくとファイルの更新を始める。

D終了して端子を抜き、Eメーターのバージョンを確認する。

以上で、更新は完了します。

 

Eメーター用のPCソフトは、Eメーターの電源をオンにした状態、つまり、Eメーターの電源を利用することを前提として、更新プログラムが作成されていますので、電源供給ピンのない3ピン端子の使用となっています 。USBから電源を供給することで接続が可能になったということのようですが、メーカーはEメーターの内蔵バッテリーの電位との関係で、更新ができない、または、不具合 が発生する可能性も指摘しておりますので、上記の方法はメーカーの推奨する手段ではないことをご理解ください。よって、これに伴うトラブルについては保証外となります 。不安な方は、エアクラフトで有料で行っている(1,000円)シリアルケーブル使用による更新をご利用ください。

 

● ヘリに搭載したフェニックスのESCが始動しません。何か設定の問題でしょうか。

フェニックスESCのヘリ用固定スロットルは、0%のスロットル位置を合わせてやる必要があります。エンドポイント、とラベルアジャスターにて、0%側の範囲を10%前後広げてみてください。始動するようになります。

 

● 真冬や気温が低い早朝などにTITAN-ESC をバッテリーに接続するとエラー音がして始動しないことがあります。故障でしょうか?

気温が下がるとバッテリーの活性が低下することは知られていますが、ESCのチップも気温の低下で一時的に動作不良になることがあります。その場合は、エラー音がしてもしばらく通電し、接続しなおすと正常起動するようです。一旦正常起動をすると、その後の動作に問題が起こることはありません。このことはESCを暖めることにより回避できますので、使い捨てカイロを利用したり、使用する寸前まで暖かい車内において置くなどの工夫をするといいようです。

 

● 飛行機用ESCを電動ボートで使用することは可能でしょうか?

飛行機用ESCをボートで使用するには、3点の問題があります。

まずは、地上用の送信機の場合、トリガーのニュートラル位置が50%のスロットル信号の値になっておりますので、そのままでは、始動しません。バック側一杯にトリガーを押すと0%の位置になり始動しますが、これでは使用に耐えません。上位の地上用送信機にはボートモードがあり、このモードを使用するとバックを使用しない仕様となり、ニュートラル位置が0%となりますので、飛行機用ESCが使用可能となります。ラジコンカーでもこの機能を使用すれば、飛行機用ESCが使用可能となります。

ボートの場合、ESCを水没から回避させる必要があります。モーターは、水に浸かっても錆びないようグリスで対処すれば、問題ありませんが、ESCの基盤に水は大敵です。ボート用のESCの場合は、基盤をコーティングして対処していますので、飛行機用もウレタンクリア等の絶縁性のあるコーティング塗料でコーティングすれば、問題は回避されます。蝋燭などのパラフィンを溶かしてコーティングしている例などもあります。収縮チューブの隙間をバスコークなどで埋めて水が入らないようにしている例がありますが、水は僅かな隙間から浸透しますので、効果は期待できません。

ボートは密閉した空間ですので、ESCをクーリングするには水冷しか方法はありません。クーリングフィンにパイプを半だ付けするのも方法ですが、水冷用のクーリングフィンが販売されいますので、これを利用すると容易に水冷化が可能になります。

 

● ATLAS-ESCは使用前 に事前設定を行なう必要があるのですか

ATLAS-ESCは、バッテリーのカット電圧が、15V、25V仕様のものは、6Vに、50V、68Vのものは12Vに初期設定されていますので、使用セル数に応じて、カット電圧を設定してください。各仕様で設定する電圧値に制限がありますので、説明書をみて確認してください。また、使用前に は、最初にスロットルの範囲認識を行う必要があります。設定方法は、@電源を繋ぐ前にプロポのスロットルスティックをハイにして電源を接続し、A認識音がなればローにする→始動音がな り使用可能となるというものです。これはプロポのモデル設定ごとに行うだけで結構です。

 

● ATLAS-ESCのガバナーは他のESCのガバナーと仕組みが違うのですか?

ATLAS-ESCのガバナー動作は、他のESCと仕組みが異なります。従来のガバナーは、ESCに固有のスイッチング数をマグネットポール数で除した数値が電気的なMAXの回転数となり、設定したい回転数を電気的なMAXの回転数で除した%がスロットル%となり、ESCはその回転数を維持するように制御されます。

ATLAS-ESCは、送信機で設定されたスロットルカーブ(同一%の直線)でモーターが回転する実回転数を記憶し、そのスロットル位置が変化しない限りは(直線なので変化しない)、その回転数を維持しようとする仕組みです。よって、マグネットポールなどのパラメーターで計算する必要がなく、スロットル位置の設定だけで、ガバナー動作を可能にします。通常は、80%程度の直線で問題ないと思います。

 

● EメーターUでATLAS-ESCを設定するとき、ESCの設定内容が反映されません?

EメーターUでATLAS-ESCを設定することが可能ですが、EメーターUとATLAS-ESCを接続し、EメーターUがATLAS-ESCを認識しても、ESCに設定している内容は、EメーターUには表示されません。プログラムカードでの設定仕様と同様に変更する設定項目データだけがESCに送信されます。ESCは受信するだけの仕様となっておりますので、設定内容がEメーターUには反映されません。

 

● ATLAS-ESCの 赤外線での設定が10回に1度しか成功しません、なぜでしょうか?                  

ATLAS-ESCに付属の赤外線受光ボードをプログラミングカードを用いての設定の場合、受光素子の感度が高いため、日向ではもちろんですが、蛍光灯の元でも光のノイズが邪魔して、設定が出来ない場合があります。その場合は、光を遮ってプログラミングカードを近づけて設定を行ってください。

設定時に、LEDがボタンを押すごとに点灯しますが、設定が成功すると必ず、モーターから確認音とLEDが点灯しますので、その確認動作がない場合は、設定できておりませんので、ご注意ください。

 

● ATLAS-ESCをEメーターUで設定してもESCに設定が反映されません、 なぜでしょうか?

ATLAS-ESCの 設定仕様は、EメーターUも赤外線ボードも設定ツールからESCへの片方向だけの信号の受け渡しですので、ESCで設定を受信できていなくとも設定ツールでの設定手順は完了してしまいます。 受信を完了した場合のみ、ESCがモーターから確認音とLEDでの点灯にて受信完了を知らせる仕組みとなっています。

Eメーターで設定した場合、Eメーター側では一方的に信号を送るだけですので、必ず、ESCが受信したか確認してください。設定が反映されていない場合は、受信の確認動作がなかったともいます。

Eメーターで設定が出来ない場合の事例として、ESCの接続線をATLASサーボプログラミングポートに挿している場合があります。接続口は一番左のサーボテスター接続ポートになりますので、確認してみてください。

 

● ATLAS-ESCをEメーターUで設定する際、回転方向のreverseの設定ができません?

EメーターUにてATLAS-ESCの設定プログラムを開発する際、スコーピオンESCのプログラムを元にしておりますので、リバースの設定が項目として入っていますが、フライト中にリバース設定のあるESCが突然、回転が逆転する等のトラブルの事例があるため、ATLAS-ESCでは、敢えてリバースの設定項目を設けていません。回転を逆転する必要のある場合は、モーターとESCの3線の内、2線入れ替えてください。

 

● ATLAS-ESCのカット電圧 の設定が出来ません、なぜでしょうか?

ATLAS-ESCのカット電圧の設定値は、任意ではなく、0.2V単位、0.5V単位とESCの種類によって決まっています。この単位以外の設定値を入力してもESCは設定を受け付けませんので、注意してください。

 

 

 

バッテリー、充電器について

 
● ハイペリオンのLVX20CリポとLCL20Cリポはどう違うのですか?

同じ20C連続放電可能なリポなので同等品です。ただし、セルの形状が異なるため、搭載スペースによって選択するのがいいと思います。

 

● ハイペリオンのLVZ30CリポとLCX18CリポはLVX、LCLとどう違うのですか?

LVZは30C放電可能、LCXは16Cから18C放電可能という放電能力となります。従来のLCL、LVXと比較すると、LVZは高性能で、その分、価格と重量が高め、LCLはスペックは低いですが、その分、価格、重量が低いという特徴があります。それぞれの特徴を把握し、使用目的に応じて購入する必要があります。

 

大雑把に言って、負荷変動の大きなヘリ、使用電流の大きなダクトには、高放電能力のLVZが適します。飛行機では、大きな推力の必要なファンフライやスタント機には、LVX、LCLで充分でしょう。トレーナー機、高翼機、スケール機には、軽量で低価格のLCXが向いていると思います。

 

● リポは火災の危険性があると聞きますが・・。

リポが発煙、発火の現象を起こすのは、主に端子のショートと過電圧充電です。ショートについてはユーザーできちんと端子の管理を行っていただくしかありません。どんな場合でも、プラス端子とマイナス端子が接触しないよう、端子の選定、端子処理に注意を払ってください。

 

過電圧充電は、信頼性のあるリポ用充電器を使用する限り、セル数の設定が適正であれば、充電で事故を起こすことはありません 。ただし、セルの設定を多めに間違った場合は、充電セル数が多いほど、充電器側で充電対象のリポの電圧と設定したセル数の不整合を感知する能力が低下してきますので、1セルあたり4.2Vの満充電電圧を超えて充電してしまう可能性があります。

 

この場合、最悪、発火等の危険性が生じます。充電を開始する前には、必ず設定内容とバッテリータイプ、容量、セル数を目確認してください。これは極めて簡単なことですが、何度も充電するうちに、いつものことと感覚が麻痺してしまいがちです。その結果、火災、事故等を起こすことになってしまいます。そうならないためにも、普段から特に気をつけていただきたいと思います。

 

セル数を間違って設定しても、バランサーを接続した場合はエラーとなりますので、セル数の多いパックを充電する場合 は必ずバランサーを接続して充電してください。ハイペリオン充電器EOSシリーズでも4S以上のリチウム系電池を充電する際にはハイペリオンLBA10 バランサーを使用し、各セルの監視、保護を行うことを強く勧めています。

 

更に安全性を高めるためには、別売のデータポートケーブルを使用してください。バランサーが充電の完了、あるいは異常を感知したときには、充電器に知らせ、充電をシャットダウンします。

 

また、2C充電やA123セルの充電には必ずLBA10バランサーを使用するようにとなっています。

 

その他、リポを安全に長く使っていただくポイントとして、真夏の車中など高温になる場所には置かない、墜落等でダメージを受けたリポを使わない等にも気をつけていただきたいと思います。充電の際は、その場を離れず監視することも大事な基本事項のひとつです。

 

● リポ充電のときはバランサーが必要ですか?

リポを長く安全に使用するという観点から言えば、毎回使用することをおすすめします。ユーザーによっては放電時だけ使用しているという方もいらっしゃいますが、バランス充電することが重要ですので、充電時にも使用してください。特に4セル以上を充電する際や2C充電の際は 毎回バランサーを使用して各セルの監視、保護を行うことを強くおすすめします。

 

充電時の安全性を確保する意味では、バランサーの接続は効果があります。充電器のセル設定を誤って充電を開始した場合、バランサーを接続していると必ず、エラーとなり充電を継続しませんが、バランサーがない場合は、充電器が設定セル数と接続したリポの電圧の不整合を感知できない場合がありますので、安全性を配慮する上で、バランサーの接続は必要となります。

 

また、充電が終了した後、完全にバランスが取れるまで放電しているという方もいらっしゃるようですが、そこまで神経質になる必要はないようです。劣化しないうちは、充電中だけの使用で問題ありません。劣化して極端にバランスが崩れてきた場合、放電でバランスが取れるまでに時間が掛かるようになります。 この場合、バランスが取れても劣化が修復されるのではありませんから、使用後、再び、大きくバランスが崩れるということもご理解ください。

 

リポは各セルのバランスを取ることで、パックの寿命を延ばすこと、放電時に特定セルの過負荷を防止すること、全体の放電能力を高めることが可能になります。

 

● ハイペリオンのバランサーは他社のリポに使用可能ですか?

他社のリポ用 にお使いいただくために、2種類のバランサー接続ハーネスを販売しています。どの型のハーネスがどのメーカーのリポに適応するのかというデータ はありませんので、ウェブサイトの画像をご覧いただき、形状を確認してご購入ください。 アラインのリポにはXHのハーネスが適応します。

 

● LBA10の赤、黒の2本のリード線は何ですか?

従来のLBA6と異なり、LBA10では充電電流をこの2本のリード線から供給し、バランス端子からはバランス取りに必要な電流のみを流すという仕様になりました。このことにより、充電電流値の大きなリポにも対応できるようになっています。リード線が細いのでは?というご質問もありますが、そのようなことはありません。このリード線は10AESCのリード線と同径ですので問題ありません。

 

● LBA10-AのバッテリーモードがA123のままで替わりません。故障でしょうか?

LBA10-AはA123に対応したバランサーです。 通常のリポとA123では、電圧が異なるため、モードの切替の必要があります。モードの切替は、自動ではありませんので、「MODE/RESET」ボタンを2秒以上、長押しして切り替えてください。切り替わらない場合は、バランス端子を抜き差しして、バランサーを一端、リセットし、切り替えることで可能になります。

 

● 購入したリポの各セルの電圧が揃っていませんが不良ですか?

エアクラフトでは、出荷の際、各セルの電圧を計測しております。最大電圧セルと最小電圧セルの電圧差が0.05V以内(0.05Vも含む)のものは出荷対象としております。お客様が購入された時点でこの電圧差以内であれば、不良ではありません。その場合、この電圧差を解消するには、いったん、バランス充電で満充電完了後、時間はかかると思いますが、バランス放電(バランサーだけ)で完全にバランスをとってください。

 

購入した時点で電圧差が0.05V以上の場合は、一度、上記の方法でバランス取りした後、放充電し、電圧のバランス状態を観てください。特定のセルだけ、電圧が0.05V以上ずれる場合は、セル不良となりますので交換対象となります。購入先にお申し出ください。しかし、この状態でフライトに使われると交換対象とはなりませんのでご注意ください。

 

● 10フライトぐらい使用したリポが膨れてきたのですが不良交換可能ですか?

不可能です。リポの不良の判断は、購入時点での各セルの電圧差が0.05V以上の場合、初回の充電時に充電不可のエラーが発生する場合、または、初回満充電時の電圧差が0.05V以上で解消されない場合に限ります。

 

その時点で、不良であるかどうかの検証のないまま、実際に使用された後の不良申告は受けかねますのでご理解ください。リポは、使用可能範囲での放電能力はニッケル水素、ニッカドに劣らぬ性能を持っていますが、過放電、過充電に極めて脆弱なバッテリーです。フライト時のパワーシステムの状況次第で決定的なダメージを受け、使用不可になる可能性があるのがリポです。フライト終了後、ESCとの接続を切り忘れて、カットオフ電圧以下にしてしまうと、その時点で、決定的なダメージを受けてしまいます。

 

以上のことをご理解いただき、実際に使用をされる前に、不良かどうかの検証をされることを強く推奨します。使用後の劣化症状については、製品が不良であったかどうかの判断ができないため、保証の範囲外となることをご理解ください。

 

● 過放電してしまいセル電圧が低いため充電器が充電エラーになります。もう使用できないのでしょうか?

リポは、過放電(セル電圧がカットオフ電圧以下になる)した場合、その時点でダメージを受けていますので、膨らむ等の症状が出ますが、程度によっては使用可能な範囲まで復活は可能です。しかし、その場合は自己責任で行っていただくことを念頭においてください。

 

その場合の充電方法ですが、リポでは電圧が低いためエラーで充電を受け付けませんので、ニッケル水素、ニッカドのオート充電モードで充電してみます。セルあたりの電圧が3V以上になるまで充電し、それ以降はリポ充電モードで充電します。充電途中で電圧の上昇状態を観察し、通常より早くセルあたり4.2Vの電圧に到達する、あるいは電圧が安定せずに上下する場合は、ひどく劣化してしまっているので使用は避けてください。そのうちにセルが膨れてきます。通常どおり充電できるようであれば使用可能です。

 

しかし使用可能とはいえ、過放電でダメージを受けているため、以前の状態とは異なること をご理解ください。実フライトでパワーがない、タレが早いという現象は、劣化しているために起こります。注意してご使用ください。最近の20C連続放電可能リポは、従来の製品に比べ、過放電にも若干強くなっているようです。このことから上記の方法による再使用は可能ですが、あくまでも過放電後の使用については自己責任となりますのでご承知願います。

 

● 充電器の親バッテリーにはどのような電源を使用したらよいですか?

通常のホームセンター、カー用品店で取り扱っているカー用鉛蓄電池で充分使用可能ですが、カー用鉛蓄電池は75%以上の残容量がないと劣化するようになっています。大容量のリポを充電する場合は、充電途中で親バッテリーエラーとなる場合があります。この場合は、親バッテリーとしてつり用ボートの電動船外機で使用されている「デープサイクルバッテリー(商品名ボイジャー)」を使用すると、100%放電にも対応できるため、大容量のリポを安心して充電できます。ただし、このバッテリーは充電するのに専用の充電器が必要となり、価格は大容量のカー用と同程度です。

 

主に屋内で充電する場合は、安定化電圧電源が便利です。容量が少ないとエラーとなりますので、大容量リポの場合は、20Aから25A以上の容量のものが良いでしょう。エアクラフトでは40Aの可変電圧型の大容量安定化電圧電源(29,800円)を販売しております。この安定化電源はモーターテストにも大いに役立っています。

 

● パックのリポが1セルだけ劣化しているので、改造して正常なリポだけ使用するのは可能ですか?

改造は可能ですが、リポの単セルの端子はアルミ箔なので、通常の半田が使用できません。アルミ半田での接合となり、溶解温度も含め、経験が必要です。もちろん、改造するにしても、メーカー保証外の自己責任の範囲となります。

 

エアクラフトで取り扱っているLCLはセル同士を強力な両面テープで接着しているため不良セルを分離することが出来ませんが、LVXは容易に分離が可能です。

 

● 16C20Cという表記は何を意味しますか?

リポの性能表示で、連続放電20C、バースト30Cという表記は、放電能力を示します。1Cとは、リポが1時間かけて完全放電する連続放電電流を意味します。バッテリーは、その数値をバッテリーの容量値にしています。例えば、2000mAhのリポの場合は、2000mA(2A)で1時間放電すると完全放電するということです。このバッテリーの1C2000A2A)ということです。2C放電すると30分で完全放電します。連続放電20C2000mAhのリポを連続放電能力一杯の20C40A)で放電すると3分で完全放電することになります。

 

● 連続放電20Cのリポで、10C継続使用と20C継続使用とでは寿命は違いますか?

明らかに、20C放電を連続使用したリポの方が短命となります。連続使用20Cを保証していても、寿命を基準にしているわけではないので、10C連続使用の方が当然、長持ちします。リポの場合、使用回数が何回までで寿命となるという目安が明確にはされていませんので、100フライト使用してまだ現役だという場合もあれば、20フライトで膨れてきたという場合もあります。

 

リポの寿命を左右する要因は、使用状況、充電方法、保管方法が挙げられますが、特に、使用において、過度な放電をした場合は、大きく寿命に影響します。最近のリポの放電能力はニッケル水素やニッカドと同等かそれ以上の能力を持っていますが、ニッケル水素やニッカドのように過放電に強いバッテリーではありません。電圧低下と自己発熱で、大きくダメージを受けるバッテリーです。カット電圧以下に絶対にしないことと、過度な発熱をさせないことが重要です。

 

● 2C充電可能な充電器が売られていますが本当に2C充電で大丈夫ですか?

ハイペリオン リポはすべて2C以上の充電を可能にしています。しかし、高放電リポなので4.2V以上の過大充電電圧によりダメージを受けやすかったり、使用する充電器によっては電圧管理が甘く、過充電してしまい、その結果リポの劣化を生むことも考えられます。これらの理由から、エアクラフトではハイペリオン充電器「EOS1210i」と「LBA10バランサー」の組み合わせによる2C充電は可能であると位置づけています。

 

各リポメーカーは1C充電を推奨していますが、従来 より1C以上で充電しているユーザーもいらっしゃいました。充電時間の短縮という目的に電圧制御機能の発達がついてきて、2C充電機能が付いた充電器 が各メーカーから発売されるようになりました。原則として、リポメーカーにとっては、2C充電はユーザーの自己責任の範囲となりますが、充電時に発熱がなければ問題 はありません。ハイペリオンの「EOS1210i」を用いて2Cで90%まで充電をした場合、充電完了まで30分かかりません 。ニッケル水素やニッカドの急速充電とそれほど変わらなくなります。

 

では3C充電はどうでしょうか?3Cにしても充電時間はあまり短縮されず、ユーザーの安全を最大限に守ることを考えても、エアクラフトではおすすめできません。

 

● 充電器が1台のため2個のリポを同時に充電したいのですが可能ですか?

充電器の電圧、電流容量以内であれば、同一製品、同一容量の2パックを直列、並列にして充電することは可能です。ただし、並列の場合は、かなり厳密な特性のマッチングが必要で、別パックの並列充電は推奨しません。直列の場合は、残量が同一であれば、セル数が異なっても充電は可能です。ただ、残量を同一にするには、2パックをセットで使用していることが前提となります。個別に使用して、充電時だけ直列で充電するのは避けてください。

2パックをセットで使用したい場合の使用し始めの揃え方は、2パックをそれぞれ100%充電してからセットで使用してください。

 

● リポが劣化し始めているときの症状を教えてください?

リポが劣化し始める場合、パックのセルが均等に劣化することはありません。必ず、パックのどれかひとつやふたつのセルが劣化の症状を表します。 症状としては、セルが膨れる、充電時のセル電圧が正常なセル電圧より早く高くなる、満充電時の充電容量がパックの容量値まで充電できない等があります。これは、セルが劣化するとリポの内部抵抗が高くなることが原因です。劣化しているリポを使用すると、内部抵抗が高いために、リポの許容範囲内の電流値であっても、温度が異常に高くなる、電圧降下が大きくなる 、フライトにパワーがなくなる等の症状が発生します。

 

● 冬にリポを使用するとパワーが出ないというのは本当ですか?

これはリポに限らず、バッテリー全般に共通の特性で、温度が低いとバッテリーの化学反応が低下するためです。リポの場合、気温が20℃以下の場合、気温の影響が出るようです。特に、真冬の気温では、自己熱でリポが温まるまでの1分間程度はパワーが上がらないということがあります。対策としては事前にリポを暖めておく 方法があります。

 

● EOS5i4800mAhの5セルを充電すると充電電流が3Aにもならないのは故障ですか?

故障ではありません。EOS5iは、電力容量が50Wですので、4800mAh5セルを充電すると、4.2V×5セル×4.8A100.8Wとなり、能力を大きく超えていますので、充電器が容量までの電流値で制限して充電しますので、電流が上がりません。大容量のリポを充電する場合は、180W容量のEOS1210iを使用してください。

 

● EOS1210i180W)で10セル充電すると1Cの電流が流れ ないのはなぜでしょうか?

確かに、LCL4800mAh5セルを2パックで10セル充電すると、充電電流が3A程度に制限されてしまいます。LVX4350mAh6セルを2C充電すると、7.6Aまで電流は流れますので、180W近くは出力しています。EOS1210iで謳っている最大電力容量180Wはクリアしています。これは10セルの場合、親電源12V42Vまで充電器で昇圧するために回路の負担が増加し、効率が落ちるのを見越して電圧制御機能プログラムで制限しているためです。電圧が低い場合は、最大180Wは出力できますが、電圧が高い場合は、電力容量が落ちるということになります。安全性を考えたプログラム設定によるものですので不良ではありません。

 

新製品の充電器EOS0610i-NETと0606iとはどのように違うのですか?

EOS0610iNET は充電容量が250W、EOS0606i は50Wとなり、それぞれ、大容量充電用、小容量充電用の仕様となっています。 どれぐらいまでの容量のリポが充電可能かというと、それぞれ、6セルまでのリポを充電可能ですが、容量の違いで、2C充電が可能な容量は、6セルの場合、EOS6010iNET が5000mAhまで、EOS0606i は1000mAhまでとなり、1C充電では、10000mAh、2000mAhとなります。 このことからお判りのように、6セル充電には、EOS0606iは役不足となります。3セル時には、2Cで2000mAh、1Cで4000mAhとなりますので、中容量のリポまで2C充電が可能です。

 

EOS0606iはAC電源に対応しているため、ACアダプターが内蔵されており、大きな容量を出力できないため、このような仕様となっています。用途に応じて、選択する必要があります。

 

以上のように、充電器は、充電容量が、重要なファクターになりますので、充電されるリポのセル数、容量を考えて選択してください。

 

充電器の商品が多く、選択に困ってしまいます。わかりやすく説明してください?

販売している充電器をスペック別に分類してみました。

 

製品型番

セル数 充電容量 充電電流 放電電流 バランサー 入力電圧MAX

TCS

MH,Cd充電 Lipo-C USB  内臓
EOS0403 4セル 36W 3A バランス 内蔵 DC15V なし 利用不可 1C PC不可
EOS0606i-B 6セル 50W 5A 1A(5W) 内蔵 DC15V なし 手動設定 1C なし
EOS0606i-AD-B 6セル 50W 5A 1A(5W) 内蔵 AC/DC なし 手動設定 1C なし
EOS0720iNET 7セル 250W 20A 10A(80W) 内蔵 DC28V あり オートあり <5C なし
EOS0720iNET3 7セル 250W 20A 10A(80W) 内蔵 DC28V あり オートあり <5C 内臓
EOS0610iDUO2 6セルX2 180WX2 10AX2 10A(50W) 内蔵(2個) DC28V あり オートあり <5C なし
EOS0615iDUO3 6セルX2 180WX2 15AX2 10A(50W) 内蔵(2個) DC28V あり オートあり <5C 内臓

 

概括的にそれぞれの製品についてコメントすると、

 

EOS0403i:充電能力は、3セルで2600mAhの1C充電まで、4セルで2200mAhの1C充電までとなり、小中容量リポまでの1C充電用となります。バランス機能内蔵で、 室内機、小型機用バッテリーに最適な超小型で頑丈な充電です。

 

EOS0606i-B:充電能力は、3セルで3700mAhの1C充電まで、4セルで3000mAhの1C充電までとなり、5セルで2200mAhの中容量リポまでの1C充電用となります。バランス機能内蔵で、小型で頑丈なメタルケースのためフィールド充電に最適です。

 

EOS0606i-AD-B:充電能力はEOS0606iと同一ですが、100VのAC電源の利用が可能ですので、ホーム充電 、フィールド充電共用に最適です。

 

EOS0720iNET:充電能力は、6セルで5000mAhの2C充電まで可能となり、5C充電は、3セルで4000mAhまで、4セルで3000mAh、5セルで2200mAhまでの大容量 リポ充電、高レート充電用で、弊社の充電器で最強の製品となります。この充電器を2台使用し、をネット接続すると12セルの充電が可能となります。 大容量の放電機能があるため、ニッカド、ニッケル水素のサイクル充電にも適します。 また、リポなども保管用のストア充放電も、短時間で終了することが可能です。

 

EOS0720iNET3:EOS0720iNETの機能を引き継ぎ、電圧精度の向上、PCとの接続のためのUSB機能を内蔵しています。

 

EOS0610iDUO: 充電能力は、6セルで3300mAhの2C充電まで可能となり、5C充電は、充電電流が10Aまでなので4セルで2000mAhまでが限度となりますが、2パック電源のシステムでは2台 分の充電機能ををネット充電すると12セルの充電が可能となり、多セル充電、2パック同時充電可能な充電器です。充分な放電機能が あるため、ニッカド、ニッケル水素のサイクル充電にも適します。 また、リポなども保管用のストア充放電も、比較的に短時間で終了することが可能です。

 

EOS0615iDUO3:充電能力は、EOS0610iDUOと充電容量が同じなのでに準じます が、充電電流が15Aまでなので、5C充電は、3セルの2600まで可能となります。電圧精度の向上、PCとの接続のためのUSB機能を内蔵しています。

 

追記説明

 

TCS機能: 終端容量選択機能のことで、充電終了時の容量を設定することができ、設定容量になるとアラームで知らせる機能です。長期保管用、翌日のフライト用など目的に応じた容量をユーザー自身が選ぶことが可能です。TCS機能が付属している充電器では、バッテリーの残量を%で表示します。 このことにより、電圧では判りにくい残量を非常に把握しやすくなります。また、%を指定して、充電を停止、または警告することも可能になります。

 

PCリンク機能:PCと接続し、ソフトウェアでバッテリーの充放電の特性グラフ等、データの表示が可能になります。ただ、現時点では、ソフトウェアが供給されていませんので、将来的に可能になる機能ということになります。

 

親電源容量:親電源としてカー用鉛蓄電池を使用する場合は、注意が必要となります。カー用鉛蓄電池はトリクル充放電を前提としたバッテリーですので、残量が75%を下回ると十分な性能を発揮せず、劣化の要因となります。容量としては大きいほど良いのですが、重量がかなり負担となります。出来れば、完全放電が可能なデープサイクルバッテリーが適しています。 また、5C充電に対応するには、12V蓄電池の2個直列での使用を推奨します。安定化電源を使用する場合は、1C充電であれば、20A容量までのものでよいと思いますが、5C充電に対応するには30Aから40A容量のものが必要となります。

 

充電器EOS0606、0610で充電すると満充電電圧が少し高いようです、大丈夫でしょうか?

EOS0610、EOS0606 は 、バランサーが内臓されていますので、外付けのバランサー使用と比べて、満充電でセルあたり、0.01Vから0.02V高く表示されます。これは、バランサーの内部抵抗で発生するロス電圧を含めた電圧が表示されるためです。

 

外付けのバランサー使用時は、バッテリーのプラス、マイナス間の直接の電圧は、計測することは出来ませんが、内蔵することでバッテリーの実際の電圧を表示することが出来ますので、EOS0610iNET、EOS0606iの充電器のほうが電圧値は正しいということになります。

 

例えば、3セルの場合、外付けのバランサー使用には、満充電電圧が12.60Vにて表示されていたものが、EOS0610iNET、EOS0606iでは、12.65Vで表示されているということがあります。この場合、実は外付けのバランサー使用のバッテリーの実際の電圧は、12.65Vになっているということですので、表示電圧は高くなりますが、従来の満充電電圧と同じであるということですので、問題ありません。

 

● リポを長期間保管するとき、充電量はどれぐらいが良いのですか?

リポを保管するときのベストな充電量は55% 〜60%です。EOS12010iでは「TCS機能」により50%〜100%の間で終了時充電容量を設定できるので便利です。長期保存しない場合でも、例えば、フライト前日に事前に充電しておく場合は、100%充電で はなく、90%程度に留めておくと、充電待ち時間を減らすことができますし、リポにとってもいい状態だといえます。

 

● 充電途中で充電電流が0となり、その後再び充電を開始しますが不良ですか?

不良ではありません。充電器の仕様です。1分毎に充電を一端停止して、急激に充電電流値まで上げることで、適正電流値を計測しています。0から充電電流値まで、急速に立ち上げるため、容量ぎりぎりの親バッテリー、安定化電源を使用している場合は、この瞬間に電圧低下して、親電源エラーとなります。この場合は、親電源の容量を大きくする必要があります。

 

● A123バッテリーは従来のリポと何が違うのですか?

A123の特徴は、高い放電能力と耐久性、安全性です。容量2300mAhでありながら120Aバースト放電が可能です。同時に高電流充電にも対応しますので、短時間での充電が可能です。ライフサイクルは10C放電において1000回以上と公称されています。放熱性に優れた特殊構造により、爆発や発火の危険性が極めて低いともされています。これらのことから電動工具、ハイブリッド車、医療機器等に広く使用されるようになりました。3年保管で3%未満の放電というメーカー公称数値も驚くべきものです。過放電にも強くなっているようですが、どの程度かは明確なデータはありません。

 

イメージとしては、リポでありながら、ニッケル水素、ニッカドのような特性を持っているといってもいいでしょう。しかし、リポが電動機の普及に貢献した大きな要因はその軽さですので、ニッケル水素、ニッカドよりは軽いが、リポより重いという現状では、まだA123の使用範囲、使用目的は限定されているようです。例えば、ラジコンカー、モーターグライダー、パイロン機等には、現状でも非常に高いパフォーマンスを発揮することは国内外でも多数報告されています。今後、その使い方が事例が多く公表されてくると思われます。非常に楽しみです。また、A123自体も軽量化に向けて開発されるようですので、将来的にはリポから世代交代することは間違いないでしょう。

 

● A123バッテリーを使用するとパワーが上がるのでしょうか?

A123は、従来のリポよりセルあたり0.4V電圧が低いため、例えば、3セルで使用した場合、従来より、1V以上電圧が低くなり、そのままではパワーアップにつながりません。 例えば、6セルを使用している大型機の場合、A123の7セルに置き換えることで同等以上のパワーアップを図ることができます。しかし一方で、同容量であればバッテリー重量は重くなりますので、その負担分も考慮しなければならないという認識が必要です。

 

● A123バッテリーを使用した実用例を紹介してください。?

A123の1100mAhについての使用事例がありますので、ご紹介します。

 

● Z2213-16 モーター、 9 x 4.5 ペラ、4S 1100 A123
Hyperion 10eクラス(Helios, Chipmunk, CAP232, Extra 300, SU-31など) はこの組み合わせで非常によく飛びます。電流は最大20A 程度で4.5 分から6.5 分程度飛行できます。


  ● Z3007-26 モーター、 9 x 4.5 ペラ、4S 1100 A123
Hyperion 10eクラスの Edge 540T とYak 55SPにはこの組み合わせを推奨します。非常によい性能が得られます。ピークで24A 程度流れます。


  ● Z2213-16 モーター、 8 x 6 ペラ、3S 1100 A123
Hyperion 10eクラスのカブとセスナは3S でスポーツフライトを楽しめます。16.5A 程度流れます。


  ● Z2213-20 モーター、 9 x 7.5E ペラ、3S 1100 A123
この組み合わせでもカブとセスナ10e はスポーツフライトを楽しめます。15.5A 程度流れます。また他の10eクラスのSU-31, CAP232, Chipmunk, Extra 300 でも軽いスポーツフライトが低価格で楽しめます。

 

A123-2300mAhについては、具体的な飛行機でのテストデータはありませんが、ハイペリオンの25クラスのアクロ機に搭載して、4セルにしてパワーアップするか、3セルでペラをサイズアップして推力をあわせることで、好結果を得ているようです。

 

A123-2300mAhのアラインヘリでの使用については、ヘリの項目で記述しておりますので、ご参照ください。

 

 

● A123バッテリーの気温が低い状態でのパフォーマンスはどうなのでしょう。?

通常のリポは、気温20℃以下で温度による影響が出てきます。全てのバッテリーは、化学反応で起電していますので、温度が低いと化学反応が鈍化し、電圧が低下してきます。特に、10℃以下では、フライト1分ぐらいはパワーがでません。放電でリポが温まるとパワーが回復しますが、5℃以下ではフライト終了までパワーが回復しない、または、リポの劣化次第では、カット電圧以上に電圧が上がらず、起動しない場合もあります。このような場合、リポを20℃まで暖める必要があります。対策として、保温ボックスやカイロ等利用されている方も多いようです。

 

A123は、上記のリポのような極端な温度の影響が少ないようです。気温が5℃程度でも、暖めずに使用してパワーダウンを感じることがないというユーザーからの報告もあります。また、4C充電が可能なため、充電も15分程度なので、現場で充電するとバッテリーが熱をもつこともあり、気温の影響を全く受けずにフライトすることが可能だという、大きな利点があることが判ってきました。

 

● A123バッテリー の4C充電の際、親バッテリーの電圧低下でエラーになります。?

鉛蓄電池の容量にもよりますが、10A以上の放電では電圧が結構下がってしまい、ローバッテリーエラーになってしまいます。EOS0610iでは親バッテリー電圧が25Vまで使用可能ですので、バッテリーを2個直列に使用することで、容量の大きくない場合でもエラーにならずに充電 することができます。ディープサイクルバッテリーにおいても、1個の場合、残量が充分にある状態でもエラーになってしまいますので、2個直列の使用を推奨します。

 

● 「output circuit problem」のエラーが表示されて充電ができません。何が原因でしょうか。

このエラーは出力系回路、出力系配線に接触不良等が発生した場合に、表示されるエラーです。回路に不良が発生した場合は、ユーザーでの対処の方法はありませ んので、お買い求めの販売店にお問い合わせください。配線の接触不良、特にバランス端子に接触不良が発生した場合は、接点復活剤、アルコール等で 端子をきれいにするとこのエラーを回避することができます。

 

エアクラフトでは、サンハヤトの接点復活王(ポリコールキング)という接点復活剤を使用しておりますが、インターネットでも数種類の同種の製品があります。また、燃料用アルコールでもある程度の効果はありますので、このエラーが出た場合は、まずは、接触不良を疑ってみてください。

 

また、エラーの原因が回路にあるのか、バランス端子の接触不良なのかを判断するには、バランス端子を接続せずに「no balancer」で充電 する方法があります。エラーになる場合は充電器本体の回路の問題、エラーにならなければバランサー回路、端子等の問題であると判別できます。

 

● 充電器のファームウェアがバージョンアップされていますが、更新したほうがよいのでしょうか。?

EOS0610iNET、EOS0610iDUO,EOS0610DUOU,EOS0720iについては、ファームウェアの更新にて機能の追加、バグの修正等、製品のプログラム的なアフターフォローを行っておりますので、更新されることを推奨します。

 

バージョンアップの方法は、データシートに掲載されていますので、参照してください。USBコード、変換コネクターを別途購入され、ソフトをダウンロードして頂ければ、可能です。また、エアクラフトにて手数料無料にて更新も致しておりますが、返送時の送料は代引き料込みで600円が必要となります。 今後、随時の更新を考慮すると更新する手段を持っておられることを推奨いたします。

 

● EOS0610DUOiUは従来のものと何処が違うのですか?

EOS0610iDUOUはEOS0610iDUOに電力容量50Wの放電機能を付加した製品です。従来品は放電機能がないため、ニッケル水素、ニッカドには別の機器による放電が必要でしたが、放電機能が付属することで、1つの充電器による完全対応が可能になりました。また、LCD表示部のバックライトがイエローとなり、 あまり明るくない状態でも見やすくなり、視認性が向上しました。

 

● カー用の充電ハーネス を充電器に接続するとエラーになりますどうしてですか?

カー用のハーネスは、電源端子とバランス端子の+、−が短絡している接続となっていますので、バッテリーに接続していない状態で、充電器に接続すると充電器がコネクションの精査を始めるとエラーになる場合があります。これは、カー用のハードタイプのバッテリーが通常のパックと異なり、電源、バランス線の付いていない仕様の為、ハーネスをバッテリーに接続した状態が充電器にとって正常な配線状態となるために起こる症状です。エラーを回避する方法としては、充電器側のバランス端子を最後に接続するようにしてください。つまり、充電器側のバランス端子を差し込んだままにして置かないようにすれば、エラーは起こりません。

 

● 充電器をバージョンアップした際に、ミスからか全く機能しなくなりました ・・・。

充電器のバージョンアップは、回路上のROMを書き換える作業となります。よって、書き換えの途中で止めると、中途半端なプログラムとな り機能不能となります。この場合、上書きも受け付けなくなりますので、充電器が使えなくなってしまうことになります。

 書き換えを開始しようと親電源に端子を接触させた瞬間から書き換えが始まりますので、そこで瞬間接触が離れてしまったり、チャタリングといって端子が接触した瞬間に端子同士が反発して離れる、付くを繰り返すような状態になっても書き換えは中断してしまいます。しっかりと接触させることが必要です。バージョンアップ によるトラブルは保証外となっていますのでご注意ください。

 

ご希望であれば、エアクラフトにてバージョンアップ を受け付けていますのでご利用ください。この場合、送料はお客様負担で充電器をエアクラフトに送付いただき、バージョンアップを行ないます。エアクラフトからの返送時の送料として600円を佐川急便の代引きでいただいています。

 

● 5C充電対応のリポでも1C充電したほうが寿命は永くなるのでしょうか?

明確なデータがありませんので断定することはできませんが、5C充電を行っているバッテリーと1C充電を行っているバッテリーで寿命に差が出たという報告は特にありません。5C充電 でダクト機に使用していたLG3を既に100回以上使用しているという報告もあります。5C充電時のリポからの発熱も殆どありませんので、5C充電が寿命に影響するということは特にないと思います。

 

● バッテリー端子が充電器のケースに接触して、火花が出ました、その後、充電は出来るのですが、エラーがよく出ます。故障でしょうか?

充電器は入力、出力とも基本的には保護回路が働くよう作られていますが、回路上100%保護できるものではありません。短絡した状態、箇所により、回路にダメージを受ける場合 があります。バッテリーの極性間違いや、バッテリー端子をぶらぶらさせてケースに接触するなどの行為は決して 行なわないでください。短絡を原因とする故障は保証外となります。お気をつけください。

 

● 時々、液晶表示が消えて使用でき なくなるときがあります。故障でしょうか?

夏場の気温が高い場合、冷却が追いつかず、回路がヒートアップにより、ダウンしてしまう場合があります。特に、カー用の2セルリポバッテリーを充電している場合、バッテリー電圧が低いため冷却ファンが廻らず、この現象が発生している事例が あります。この場合、充電器の仕様の範囲内のこととなりますので、まずは室内、木陰等の比較的に空気の温度が低いところで使用するなどし、それで不十分な場合は外部からファンなどを使用して強制冷却する等の対策が必要となります。

 

● 受信機、送信機用のLiFeのバランスが大きく崩れる場合がありますが、問題ないでしょうか?

PO4のLiFeバッテリーの特性として、充電時の各セルのバランスは、比較的にばらつくが、満充電時には電圧は揃うようになるという内容の技術情報をメーカーから受けておりますので、充放電時のバラツキについてはリポバッテリーのように神経質にならなくても良いと思います。

 

● 受信機用LiFeバッテリーに受信機電源用のレギュレーターを接続しても大丈夫でしょうか?

LiFeバッテリーはLipoより電圧が低いので、レギュレーターの出力電圧との電圧差が少なくなります。LiFeの電圧が下がってくるとレギュレーターの回路に最低限必要な電圧の確保が出来なくなります。通常のシャント型レギュレーターの場合は、出力がカットしてしまう場合があります。スイッチング型の場合は、電圧が下がっても下がった電圧を出力しますので、即、カットにはなりませんが、規格電圧はでなくなります。

レギュレーターを使用する場合は、Lipoを使用することを推奨します。LiFeはあくまでも電圧が低いことを利用して、直接、2セル電圧を受信機に使用することを前提とした製品であることをご理解ください。

 

● DUO3で2ポートとも充電すると「INPUT VOLTAGE ERROR」になります。対処方法はありますか?(NEW)

DUO3を充電容量目一杯で使用すると360Wとなります。 親電源が鉛蓄電池の場合、360W÷12V≒30Aもの電流を連続して流していることになります。この程度の電流値だと、100Ah以上の大きな鉛蓄電池でも電圧が降下し、充電器の必要最低電圧(11V)以下 まで低下し、残量は充分残っていてもエラーとなり充電できなくなります。

このような場合には鉛蓄電池を2個用意し、直列で24Vで使用すると、電圧降下してもエラーなく使用が可能です。また、24Vにすることで電流値は半分になりますので、比較的容量の小さな鉛蓄電池でも使用可能となります。

 

● 親電源に発電機を使用して問題はないでしょうか?(NEW)

発電機には、交流出力の波形の相違で2種類あります。通常の交流出力タイプと家庭用の交流電源と同じ正弦波出力タイプ(インパーター内蔵型) です。通常のものは波形ひずみが大きく、電灯、工作機器には問題ありませんが、精密電気機器ではインバーター型が適しています。

民生用の発電機には、概ね、バッテリー充電用直流出力が付属しておりますが、交流出力ほど容量は大きくなく、交流出力から電力を取ることになりますので、安定化電源を介して充電器を接続することになります。

安定化電源の容量は、最大電流値が40Aのものを使用する場合、最大電圧が15V出力ですので、600Wとなります。一方、発電機はインバーター内臓のものでも900W程度で、数万円程度の価格 で手に入りますので、インバーター型での使用を推奨します。

この場合、EOS0720iNET(250W)は2台まで同時使用が可能です。

 

  

 

 

飛行機キットについて

 
● 日本語訳の説明書はありますか?

原則として、エアクラフトで取り扱う飛行機キットの説明書は英語表記となっています。、日本語訳説明書は特に添付していません。説明書にはイラストが必ず挿入されていますので、おおむね、イラストだけでお分かりいただけるとエアクラフトでは判断しています。その他の特記事項等についてはウェブサイト中のデータシートに掲載しておりますのでご確認ください。不明な点はどうぞエアクラフトにお気軽にお問い合わせください。

 

● フライトで機体を損傷してしまいましたが補修パーツは取り寄せ可能ですか?

ハイペリオン製のキットは、別売でカウルやキャノピーを取り扱っています。キットの販売リスト中にありますのでご参照ください。それ以外のパーツはメーカーでの供給がないため、取り寄せもオーダーもできません。ご了承ください。

 

● フライト中にモーターマウントが脱落して墜落しましたが強度に問題があるのでしょうか?

ハイペリオン製のキットは、特に軽量化に機体設計のポイントを置いていますので、材料の肉抜きが極限まで施されています。マウント付近も同様ですので、ペラバランスが良好でない場合、振動に耐えることができない場合があるかもしれません。フライト前に、必ずペラバランスを取るなど振動が発生しないようにするか、マウント付近の補強を行うことをおすすめします。また、接着不足の部分がないかもチェックの上、あれば瞬間接着剤を追加充填するようにしてください。

 

● フルセットのモーターがキットのマウントに合わないことがあるのはどうしてですか?

GWS、ウルトラフライ等、ブラシモーター用のキットにブラシレスモーターをセットして販売している場合、純正の組み合わせではないので、そのままでは適応しない場合があります。この場合は、若干の加工で取り付けが可能なように組み合わせていますので、お客様での加工作業が必要になります。加工方法が分からない場合は、エアクラフトまでお問い合わせください。

 

● 購入したAPCペラのシャフト穴が真ん中にあいていません、不良でしょうか。?

APCペラの英文の説明書にも記載されていますが、表側の穴は、単にシャフトを通すために穴を開けているに過ぎません。ペラの中心の精度を取るのは、裏の穴に付属のカラーを差し込むことによって成立するようになっています。よって、表の穴が偏心していて、シャフトが真っ直ぐに入らないようでしたら、穴をカッターやドリルで広げてください。穴が大きくなっても、何の問題もありません。

 

● サーボマウントの穴の大きさが合わないときは加工が必要ですか?

サーボの取り付け寸法は、使用可能なサーボの最小の大きさに合わせている場合が多いので、サーボによっては取り付け穴を広げる加工が必要となります。この場合はカッターナイフ等で削り穴を広げてください。また、稀に穴が大きすぎる場合があります。その際には受け皿をつくり、サーボを固定するようにしてください。

 

 

 

アラインヘリキットについて

 
● T-REX450に最適なサーボ を教えてください。

エアクラフトでは、T-REX450に推奨のアナログサーボとしては、W-092SHがあります。サイズとしてはフレームサーボ穴にジャストフィットするように作られています。

デジタルサーボでは、ハイペリオンのアトラスデジタルサーボ、HP-DS12HCPが0.13の動作スピードと確実なニュートラル特性で、最高のパホーマンスを持っています。ただ、このサーボを搭載するには、サーボ穴を広げる必要があります。幅は、そのままで良いのですが、長さを左右に2.5mmずつ広げることで搭載可能になります。加工する煩わしさはありますが、小型機ほどデジタルサーボの舵の確実な動作がフライト性能に大きく影響してきますので、苦労する甲斐はあります。

ラダーサーボですが、ここは従来、フタバの9650等大き目のデジタルサーボが多く使用されてきましたが、HP-DS12GCPが軽量で、良質のラダー制御を実現します。

 

● T-REX450に最適なモーターとESCを教えてください。

モーターはハイペリオンのH1919シリーズモーターが最適となります。4ターンと6ターンの2種類があり、4ターンはリポ3セルでローター回転3000rpm以上が可能です。他のモーターでは、アウターローター型のKV3500rpmから4000rpmのものを使用すれば、3セルで使用が可能です。インナーローター型のモーターは、比較的に熱が発生しやすく、トルク的にも不利となります。

ESCは、タイタン、フェニックス、ウェイポイントの30Aか、35Aが使用可能ですが、ガバナー使用の場合は、タイタンかフェニックスとなります。いずれも3セル使用であれば、ESCBECで充分使用可能です。

一時期、KV3500rpm前後のモーターに4セルの組み合わせが流行りましたが、KV4000rpm前後のアウターローターモーターが製品化されて、3セルでローター回転を3000rpm以上にすることが可能になり、現在は、3セルが一般的です。

 

● T-REX450BECを別搭載する必要がありますか?

ヘリの場合、ノイズやサーボ動作電力不足のトラブルを回避するために、ピュア電源として、バッテリーを別搭載するメリットはありますが、T-REX450の機体の重量から考えて、ESCBECを利用したほうが重量的に有利ですし、トラブルの発生もありません。

 

● 受信機はPPMで大丈夫ですか?

ハイペリオン、フェニックスの6CH以上の受信機であれば、ノイズ特性、受信性能とも問題はありません。もちろんPCMが性能的に上ですが、前述の受信機のノイズ特性は非常に高く信頼性もあるので、実際のフライトで問題が起こったことはありません。コストの面でも重量の面でも有利です。

 

● T-REX450のアルミにねじ込むネジがすぐに切れてしまいます。弱過ぎませんか?

このサイズのキットでは、全てのパーツが小さく、ネジもほとんど2mm径で、力を入れてねじ込むとネジ山が潰れてしまいます。ねじ込む際の力加減は、ほどほどに妥協せざる得ません。 また、テールパイプをテールパイプを固定するブロックのネジは、アルミチューブにねじ込むので潰れやすくなるため、特に注意が必要です。テールパイプの固定が不完全で、廻ってしまうようであれば、瞬間で固定する等の対策も必要です。

 

● T-REX450のローターのトラッキングが調整できませんがどうすればよいのですか?

T-REX450の場合、トラッキングの調整はミキシングアームとローターグリップの間のロッドを調整するのではなく、ミキシングアームとスワッシュプレートの間のロッドで調整してください。それでも、調整が取れない場合は、ローターグリップのダンパーをリジットにするとトラッキングが減少します。リジットにするには、ダンパーゴムを3個入れて硬くねじ込むか、ゴムの代わりに同径のベアリングやカラーを使用すると可能です。当然、舵の効き具合も若干、タイトになります。

 

● T-REX450はガバナーモードにしたほうが良いのですか?

必ずしも、そうではありません。通常のモードでも調整次第で充分なパフォーマンスが発揮できます。どちらのモードにするかは、結局は好みの問題だと思います。ガバナーの設定方法が充分に理解できないまま、ガバナーを使用するより、ガスカーブで充分調整をする方が良い結果が得られると思います。

 

● T-REX450に付属のESCのガバナー設定の方法について教えてください。

アラインのキットに付属のESCの場合、ガバナーモードでの使用はお勧めしません。ガバナーのコントロールの仕様が通常のESCと異なるため、電源電圧が変化すると回転も変化してしまうので、本来のガバナー機能として利用することが出来ません。ガスカーブでは充分なフライトが可能なので、ガスカーブでの使用を推奨します。ガバナーモードで使用されたい場合は、フェニックスやタイタンESCを推奨します。どうしてもガバナーにされたい場合、設定変更の手段はプロポのスティックを使用しますので説明書を参照してください。

 

● ガバナーモードに適したESCを教えてください。

ガバナーモード機能が付属するESCは、タイタン、フェニックスがあります。ウェイポイントのESCは付属しておりません。タイタンの場合、従来、ガバナーでのスロースタートが効果的に作動しないという問題がありましたが、V3バージョンとなってその点が改善されました。今ではタイタン、フェニックスともガバナー使用には適しています。

 

フェニックスはガバナー設定でローターを回転した場合、回転領域によっては回転ムラが発生しますので、ガバナーゲインの設定変更が必要となります。概ね、ゲインを落としていくと解決します。タイタンには回転ムラの発生は殆どありません。

 

また、ESCには電気的rpmという、回転スイッチング周波数の上限があります。TITAN200,000、フェニックスは300,000から330,000ですので、磁石数が多いアウターローターのモーターを使用する場合はフェニックスが有利です。

 

● フェニックスESCのヘリモードには複数の設定項目がありますが、その内容を教えてください。

ヘリに使用する場合、Throttle Typeをヘリ通常モードのHelicopter Fixed Endpoint か、ガバナーモードのGovernor mode (Low and High)に選択する必要があります。ヘリの設定で調整が可能な項目は下記のとおりです。

 

Governor Gain:ジャイロゲインと同様な機能で、モーターの定回転制御の強弱をコントロールします。過大な場合は回転ムラ、振動を生じます。大型機の場合は、High、小型機の場合はMidを選択しますが、実際にフライトして調整する必要があります。

 

Spool up Speed:モーター回転を0からスロットルスピードまで立ち上がる時間を設定します。フライト中にスロットルを0にしてしまうと、再起動する場合、この機能が働いてしまうため、モーターをカットすることが出来ません。オートローテーションが出来ないことになります。その対策として、メーカーはモーターが止まらない最低回転にカットを設定するよう推奨しています。

 

Throttle Response:スロットル変化の緩急を制御します。Lowにするとスロットルスティックの実際の動作より時間的にズレて動作します。ピッチ変化に対するローターの回転変動を抑える効果があるとともに、負荷の変化したメインギアに対しギア欠けを防止する効果があります。

 

Motor Start Power:モーター回転0から回転始めるときのパワーを制御します。これもギアがけ防止とローターが廻り始めるときのあばれを緩和する効果があります。

 

上記項目のうち、Governor Gainは、ガバナーモードのみに有効となります。ヘリモードを選択した場合、設定内容に関係なく、ブレーキ設定は無効になり、カットオフ設定はソフトカットになります。

 

● TITAN-ESCのガバナーレンジをどれに設定してよいかをで教えてください。

ハイペリオンのタイタンESCの場合、ガバナーレンジが3タイプあります。レンジ120000rpm、レンジ250000rpm、レンジ3100000rpmとなっています。この場合のrpmとは、電気的rpmといい、ESCのスイッチング回転数と考えてください。この数値からモーターの回転数の上限を算出します。モーター回転の計算は、電気的rpm×2÷モーターの磁石数となります。HP-P1919モーターの場合、マグネット数は4個ですので、それぞれの最大モーター回転は、レンジ110000rpm、レンジ225000rpm、レンジ350000rpmとなります。T-REX450で使用する場合、モーター回転は30000rpm以上は必要ですので、選択するレンジは3となります。例えば、モーター回転が35000rpm必要な場合は、スロットル%は35000/5000070%となります。

 

● ESCのガバナーモード設定の方法を教えてください。

ガバナーモードとは、モーターの回転を一定にすることで、ヘリのローター回転を定速回転とし、負荷がかかって回転が減少した場合に強制的に回転数を維持するシステムです。また、定回転を維持するため、電動に不可避なバッテリーダレを回避することが可能となり、フライト開始から終了まで、全く同じパワーでフライトすることが可能です。

 

ガバナーの設定には、必要なモーター回転数の算出が必要です。T-REX450にハイペリオンのH1919-04モーターを使用する場合を例に挙げてみましょう。

ガバナーでのローターの回転を2800rpmに設定するとします。

このときのモーター回転は次のとおりとなります。

ピニオンが11Tの場合、2800rpm/11T/150T)=38200rpm

       13Tの場合、2800rpm/13T/150T)=32300rpm

         15Tの場合、2800rpm/15T/150T)=28000rpm

 

どのピニオンが適応するのかは、モーターのKVと使用電圧でモーターの最大回転数を算出して選択します。

モーターのKV4000rpm/v弱なので、3セルリポの使用として、3900rpm×10.5V3セル時の実電圧)×0.9(実負荷効率)=36800rpm最大回転数とな ります。

 

ガバナー使用を前提とすると、13Tが適応と考えられます。このモーターの最大回転数のときのローターの最大回転数は、36800/13T/150T)=3200rpmとなります。これで、ピニオンとローターの最大回転数が分かりました。

 

ESCのガバナー設定に移ります。ESCをハイペリオンのタイタン35Aとします。タイタンESCにはガバナーレンジが、20000rpm50000rpm100000rpm3レンジあります。どれに設定するのが適当か判断するのは、モーターのマグネット数で算出します。H1919-04はマグネット数が4個です。

そこで、各レンジの最大rpmは、

レンジ120000×2/410000rpm

レンジ250000×2/425000rpm

レンジ3100000×2/450000rpm、となり、

使用するモーター回転の最大回転数36800rpmが納まるのは、レンジ350000rpmとなります。この場合のMAXrpmは、ESCにおける電気的回転可能な最大回転数です。実際に廻せる回転数ではありません。実際に廻せるMAXrpmは飽くまでも36800rpmです。

 

プロポのスロットルカーブの設定に移ります。ガバナー機能を認識する上で最も重要なのは、ガバナーモードではスロットルスティックがリニアなスロットルコントロールでなくなるということです。つまり、ガバナー回転数を設定するスティックになるということです。ガバナーでは、スロットルスティックでESCのスロットル信号をリニアに変化させてはいけません。ゆえに、スロットルカーブは、スティックを動かしても変化をしない、横一直線の平坦カーブとなります。そのスロットル位置は、ガバナー設定回転数と最大rpmの回転数より求めます。32800rpm/50000rpm66%となります。スロットルカーブは66%の平坦カーブとなります。

 

では、最大回転数36800rpmはどの位置かというと、36800/5000074%となり、これ以上のスロットル位置では回転は変わりません。ガバナー設定回転32800rpmは、MAX回転数36800rpm90%となりますので、定回転を維持するためには、これが80%から90%が適当と思われますので、必要充分ということになります。

 

● T-REX600のローター回転数を教えてください。

T-REX600の標準ギア比は、170T(メインギア):10T(ピニオン)となります。モーターのKV1630で、電圧がリポ6セルで負荷時21Vとして、モーター回転は、34200rpmとなり、ローター回転は、34200/17*0.9(効率)=1810rpmとなります。この回転で、ローターの種類によって、マニュアルのピッチ角9.5度では、パワー不足を感じる場合があります。ファンテック、ジグゾーのローターは、ピッチを増やす必要がありますが、剛性のあるアラインのカーボンローターでは、この設定でも充分なパワーを発揮できます。また、ピニオンを10Tから11T12Tに変更することで、ローター回転を2000rpm弱、2200rpm弱にあげパワーアップも可能ですが、当然、電流値も上がりますので、フライト時間、モーター、ESC、リポの温度を計測して許容範囲内で設定することが必要です。フライト時の電流値、電圧値、回転数を計測する手段を持っておく必要があります。

 

● T-REX600のメカ用電源が特殊でわからないので説明してください。

T-REX600の受信機、スワッシュ駆動用サーボには、リポの1100mAh2セル(7.4V)を3端子シャントレギュレータで5.5Vに減圧して供給しています。ジャイロ電源、ラダーサーボには、さらにマイクロレギュレータで減圧して、5.1Vで供給していますが、これはラダーサーボが4.8V専用仕様が多いため、これに対応しての措置だと思います。通常の使用においては、このBEC電源で問題ないと思いますが、大きなトルクのデジタルサーボを使用する場合は、供給電流値が不足する場合もあるようなので、そのような場合は、1200mAh程度の4セルバッテリーに交換した方がいいかも知れません。

 

● T-REX600のメインローターグリップは樹脂では強度不足なのですか?

メインローターグリップは、初期ロッドのものがローターの過大負荷に対し、強度不足となり得ることもありましたが、現在のキットのものは強化品に交換されていますので、問題はありません。しかし、オプションのメタル製のグリップに交換することで、より安心感は得られますので、できれば交換することをおすすめします。

 

● T-REX600のテールローターグリップには標準品とオプションがありますが、何が異なりますか?

オプションのテールローターグリップは、スラストベアリングが追加され、形状も5mmほど長くなっています。標準品では、スラストベアリングがないため、耐久性がなく、すぐにテールローターのピッチ動作に影響が出るため 、オプション分はその対策品です。ただし、形状が5mm長くなり、実質的にローター径が大きくなるため、ジャイロ感度は標準品より落としていく必要があります。

 

● T-REX600のオプションのトルクチューブと標準のベルト駆動とではどう違うのですか?

シャフトドライブのトルクチューブと標準のベルト駆動では、手で回転させた時の負荷が、明らかに異なります。トルクチューブのほうが負荷としては軽くなります。3Dのような高回転使用の場合は有効だと思われますが、通常フライトでは、大きな差異はないと思います。

 

● T-REX600をA123でフライトするのは可能ですか?

A123を使用してT-REX600をフライトしているユーザーは、結構、居られます。6セル標準機の場合は、A123の2300mAhを7セル、2Pの14セルの仕様となります。容量的に、6セルリポと同等なので、フライト時間は変わりません。バッテリー重量は、1100g程度となりますが、重量増をものともせずにパワフルにフライト可能なようです。

 

A123にする利点は、充電時間の短縮とサイクル寿命の拡大です。4C充電が可能ですので、20分掛からず満充電が可能ですので、予備バッテリーの必要がなくなります。また、フライト回数が300回を超えても、劣化を感じないそうです。また、フライト後半でのパワーダレがなく、フルに空になるまでフライト可能ということです。加えて、リポに比べて、低温時でのパワーダウンが少ないので、リポのように暖める必要がないようです。

 

欠点ですが、以外に重量増については、実フライトで大きく問題とならないようですが、7セル2Pの場合、4セル2パック、3セル2パックの合計4パックを組み合わせる必要があるので、一括して充電する場合は、4台の充電器が必要となり、充電が大掛かりとなります。7セルを6セルにすると2パックにすることが可能ですが、6セルの電圧では、ピニオンの歯数のアップが必要で、電流増となりますので、フライト時間、ESCの容量が問題となります。

 

リポの10セル仕様の場合は、A123を12セル、1Pでフライト時間、4分程度が可能なようです。重量については、7セル、2Pの場合より、有利となりますが、フライト時間を割り切る必要があります。パワー的には、3Dを問題なくこなせます。充電は2パックですので、リポの場合と同じで、問題とはなりません。

 

以上、T-REX600でのA123の使用も実例で明らかなように、重量増のデメリットも大きな問題とならず、バッテリーのランニングコストを考慮すると、大きなメリットあると考えます。

 

● T-REX500に搭載可能なサーボのサイズを教えてください?

T-REX500には、ミニサーボサイズのサーボ取り付け穴が開いています。通常サイズのサーボの搭載はできません。また、マイクロサイズのサーボも搭載可能なように、スペーサーも付属して います。エアクラフトでのテストによる推奨サーボは、ハイペリオンから発売されているATLASデジタルサーボのミニサーボサイズでは、HP-DS16シリーズ、マイクロサーボサイズでは、HP-DS13シリーズとなります。それぞれ、メタル、樹脂の仕様のものがありますので、選択してください。
 

ラダーサーボは、HP-DS12GCPが最適なパフォーマンスを持っています。最高2900rpmのローター回転までのフライトで問題なく制御できました。
 

アラインのESCは6VのBEC出力の選択が可能なので、HP-DSサーボを使用される場合は、6Vでの使用を推奨します。 納得の高いパフォーマンスが得られます。

 

● T-REX500は6セルリポの仕様となっていますが、5セルリポは使用可能でしょうか?

一般的に、2500mAh程度では6セルパック の販売が少ないので、3セルパックを2パック直列で搭載することになりますが、5セルにすることで、ワンパック化とリポの軽量化が可能となります。

エアクラフトにて販売しているスコーピオンのSC-HK3026-1900を使用すると、1セル電圧が下がった分、モーターのKVを上げたことで、5セルのリポが使用可能となります。ただし、電流値は増えますので、フライト時間は1分ほど短くはなります。また、5セルにすることで軽量にはなりますが、テールヘビーとなり、リポの搭載位置の変更でも解決が難しいので、最悪、ウェイトを積む必要があります。

 

エアクラフトでは、HP-LVX2500mAhの6セルパックが入荷しましたので、T-REX500を6セルワンパックでフライト可能になりました。敢えて、5セルパックにすることでワンパック化する必要もなくなりましたので、HP-LVX2500mAhの6セルパックの使用を推奨します。

  

● T-REX500にA123は使用可能でしょうか?

使用可能です。A123の2300mAh の3セルブロックパック を直列に2パック使用することで可能となります。その場合、リポ6セルより電圧は低くなりますので、ピニオンを14Tないし、15Tに上げる必要があります。また、モーターをSC-HK3026-1900に換装することで13Tでトルクフルなフライトを可能にします。

 

搭載方法は、そのままでは、キャビンの中に納まることが難しいので、バッテリーマウントを10mmほど下げてください。ネジ穴を新たにあけるだけで可能 になります。

 

● T-REX450にスコーピオンのHK2221-6(KV4400)使用した場合、ピニオンは何Tが適していますか?

3Dフライトの場合は12T、スポーツフライトの場合は11Tとなります。スコーピオンモーターはトルクが大きいのでヘッドのハウジングをマストに固定する六角ネジがフライト中に破断した事例もあります 。できれば、硬質のネジに交換すると良いでしょう。

 

● T-REX250を製作、調整する上での留意点はありますか?

これまでにないサイズですので、パーツ、ネジ類ともとても小さくなっています。特に1mm六角ネジはこねてしまい取れなくなる場合があり、注意が必要です。また、ピニオンはモーターシャフトにロックタイトで取り付けるようになっていますが、ピニオンの穴径が若干大きく、付属のロックタイトでは固まりませんので、金属用のロックタイトを別に用意し、促進硬化剤で固める必要があります。

 

サーボは付属のアラインサーボ、もしくはアトラスのデジタルサーボDS11シリーズ、DS09シリーズが使用できます。軽量化のためには、DS09AMD、DS09GMDが おすすめです。この場合、付属のサーボと比べ、4個で20g程度の軽量化が可能です。全備重量330gの機体で20gの軽量化は大きいといえます。

 

ジャイロは、マイクロ機だからこそ、高性能な製品が必須となります。スーパーコンボセットには、T-REX700でも使用可能な小型軽量の高級ジャイロが付属しておりますが、ジャイロが付属していないキットの場合は、フタバのGY401以上の性能が必要となります。GY401のは、ジャイロマウントの上面で の搭載ができませんので、下面に倒立で取り付けてください。その場合、テールパイプの支えに接触しますので、支えを左右に広げて、接触しないよう工夫 することが必要です。

 

発売されたばかりで、購入された方もわずかの製品のため、フライトに関する情報はまだありませんが、広く流通するようになれば、いろいろな工夫、注意点などがわかるようになってくると思われます。お気づきになられた点などございましたらエアクラフトまでお知らせいただけるとありがたいです。

 

● T-REX250にジャイロは何が適応しますか?

テールローターホルダーのベアリングが改善されましたので、その改善品の使用を前提として、フタバのGY401以上の性能が必要となります。GY401では、サイズが大き目となりますが、搭載は可能です。搭載方法は解説書に掲載されています。サイズと性能から判断して、アラインのキット付属のジャイロがベストになるかと思います。

 

GY401を搭載した場合の調整実測では、ジャイロ感度は25%が限度のようです。450の場合より感度は大きく落とす必要があります。サーボホーンの取り付け位置は必ず、4.5mm(一番近い穴)を厳守してください。テールサーボは、DS09GMDがサイズ、重量、性能的にマッチします。

 

 

 

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